« 石川成年男子が国体本大会2年連続出場を決める | トップページ | 8月25日は天皇杯石川県大会決勝 »

2013年8月21日 (水)

「フットボールの熱源 Jリーグ 夢のある改革に」

日本経済新聞運動面、毎水曜日に掲載されている「フットボールの熱源」の8月21日付けの全文です。

===========================

名のある選手は次々と欧州に渡っている。昨年、Jリーグの地上波テレビでの放送は7試合まで減った。それとともに国民のJリーグへの関心度は下がっている。

 何か手を打たなければいけないということで、Jリーグはポストシーズン制の導入を進めている。有力案は2004年まで実施していた2ステージ制(前後期制)を復活させ、リーグ戦終了後にポストシーズン・ゲーム(旧チャンピオンシップ)を行い年間王者を決めるというもの。

 
旧チャンピオンシップの放送権料は1試合で約1億円に上った。さらに大会のスポンサー料が入る。ここで得た収入を上位クラブに配分し、魅力的なビッククラブの成長を促す構想だ。

 ポストシーズン・ゲームはテレビ放送の有力コンテンツになるだけに、既に中継に名乗りを上げた放送局がある。Jリーグはポストシーズン・ゲームの中継局には、前後期それぞれの終盤3節の地上波での生中継という条件を付け、露出を増やす考えを持っている。

 この改革によって国民の関心は高まるだろう。ただし、大きな問題がある。02,03年は前後期を完全制覇するクラブが出たため、旧チャンピオンシップが流れ、予定していた収入が消えている。同様の事態を避けるため、前後期の覇者以外にもポストシーズン・ゲームへの出場権を与えることになる見込みだ。リーグ戦の結果をないがしろにする、この方式を熱心なサッカーファンが支持するだろうか。

 Jリーグには、このままでは放送権料収入と協賛金収入が落ち込むという予測がある。今回の改革を「成長戦略」と銘打っているが、実は沈下を抑えるための苦肉の策という側面がある。ファンの胸が躍る「夢のある改革」に映らないらないところが、一番の問題かもしれない。
                                                                 (吉田誠一)


===========================

昨年12月のエントリー『日経「Jリーグ改革の道 2」』も読んでいただけたらと思います。

|

« 石川成年男子が国体本大会2年連続出場を決める | トップページ | 8月25日は天皇杯石川県大会決勝 »

その他サッカーのお話」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 石川成年男子が国体本大会2年連続出場を決める | トップページ | 8月25日は天皇杯石川県大会決勝 »