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2010年5月 8日 (土)

『「ジャパン」はなぜ負けるか 経済学が解明するサッカーの不条理』

これは面白い本。ハードカバーで380ページですが、その面白さで(休みの日に)一気読みできました。

それもそのはず共著者の1人は「サッカーの敵」
「アヤックスの戦争―第二次世界大戦と欧州サッカー」のサイモン・クーパーです。サッカー常識と思われていることが、もう1人の共著者・スポーツ経済学者 ステファン・シマンスキーとの共同作業(この人「サッカーで燃える国 野球で儲ける国―スポーツ文化の経済史」の共著者なんだ)により次々と覆される「目から鱗」本です。そういう意味ではこの本のタイトルは『経済学が解明するサッカーの不条理』となるべきだったと思います。

でも売れるためには『「ジャパン」はなぜ負けるか』というタイトルが正解なんでしょう。このタイトルは日本版書き下ろし部分である第2章で、日本が勝てない理由(日本人の国民性・文化異質論は誤っていると論破)と、勝てる可能性について述べられています。しかし、ここの部分は『「北信越」はなぜ負けるか』とも読めるのです。

タイトルで難しい本と思われるかもしれませんが、このように「マイクラブ」を持ち、心配して人が読むと我がことのように思える箇所が沢山あります。第3章「紳士はブロンドがお好き 移籍市場で過ちを犯さない方法」第4章「世界最悪のビジネス なぜサッカークラブは儲からない(設けるべきではない)のか」などがそうで、ツエーゲンの今年の補強は12のポイントのうちやってはいけないことを最低5つはしていますねorz。
サポだけでなくサッカークラブの運営に関わる人にも読んでもらいたい本でもあります。
ちなみに昨日NHKで放送された水戸の番組はうちのフロントに見てもらいたいです!

第9章「サッカーファンは本当に「熱い」のか ひとつのクラブに忠誠を誓う「フィーバー・ピッチ」型ファンの神話」も面白い。サッカーファンは「熱い」という印象がありますが、データー分析するとそれは神話であるとしています。
『サッカーファンのことを最も語っているのは数の上では少ないホーンビィ型(*)ファンだからだ』

* ニック・ホーンビィ 「フィバー・ピッチ」(邦訳「ぼくのプレミアライフ」(新潮文庫)の著者)

本書を松本サポに読ませたくなかったので、パルコのリブロで買ってきました!

3月・4月に読んだ本
「四日間の奇蹟」浅倉卓弥
「犬なら普通のこと」矢作俊彦+司城志朗
「黄金の灰」柳広司
「極私的サッカー見聞録」広瀬一郎
↑観想を書く予定
「イラストでわかる!ロードレースの秘密」エイムック
「エデン」近藤史恵
↑観想うp済
「ベルリン・コンスピラシー」マイケル・バー=ゾウハー
「星新一 一〇〇一話をつくった人」最相葉月
「宿澤広朗 運を支配した男」加藤仁
「みんなのプロレス」斉藤文彦
「リングサイド プロレスから見えるアメリカ文化の真実」スコット・M・ピークマン
↑観想を書く予定
「運命のボタン」リチャード・マシスン
「フレンチ警部と毒蛇の謎」F・W・クロフツ

5月に読んだ本
「野ざらし忍法帖」ちくま文庫版 山田風太郎
「「ジャパン」はなぜ負けるか 経済学が解明するサッカーの不条理」サイモン・クーパー、ステファン・シマンスキー


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