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2007年4月13日 (金)

「蹴る群れ」

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骨太な1冊。政治に翻弄されながらも、フットボールを続けるプレイヤーたちを追った第一部、日本サッカーの歴史から一歩外れた人たちに光を当てた第二部、そしてゴールキーパー列伝の第三部から成っている本です。
「イラク代表随行記」内戦状態にありながらもオリンピック、アジア大会で好成績を収めたイラクチームに帯同したルポルタージュ、イラク国内の惨状、そしてそうした環境にもありながらフットボールをプレイヤーたち。
複雑な宗派構成なレバノン。観客は宗派対立からホームゲームでも敵チームをも応援することもありますが、代表監督は選手の選考に関して一切宗派を考慮しないと言っています。
子供会として立ち上げたサッカークラブを、Jを目指すトップチームまでを持つ総合サッカークラブに育てるまで、遮二無二に進んだ塩竃FC理事長。この理事長、チーム立ち上げの時にはサッカーの経験のないズブの素人でした。
大分県のキャリア官僚として、県政策として大分トリニータ設立から関わり、猛烈な営業活動を展開し、トリニータを地域に根付くまで育て、ついには官僚を辞した大分トリニータ社長。
劣悪な環境の中で日本最強とも言われた在日朝鮮人チーム史。
浦和レッズの正キーパーを争った田北と土田の激烈な争い。力が拮抗していただけに二人の対抗意識は凄まじいものでした。ほとんど口をきかない、紅白戦でレギュラーチーム対控えチームの試合があると2人ともレギュラーチームのゴールに向かう、マッサージを受けながらも相手のコンディションを窺うなどのエピソードが語られます。Parkerは笑いましたけど。
決して読みにくい本ではありません(火星からの毒電波を受け、某所でのツエーゲンの練習試合の合間に読んだ記憶があります)。しかし、それなりの気力を持ってから読むとよいでしょう。お薦め本ですが、誰にでもお薦めできる本ではありません。

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